今に始まった事ではありませんが。
クレーン事故の一因に ワイヤーの切断があります。
ワイヤーが切れて吊荷が落下
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フックがはねて誰かが怪我
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クレーンのワイヤーが緩みドラムに損害
お客様にとりましても、私共にとりましても
大きなダメージとなります。
事故が発生した時、いつもクレーン会社の責任の範疇を問われます。
クレーン会社の責任は吊フックまでです。
吊フックから下は私共の責任の範囲外です。
ですから 吊ワイヤーはお客様の責任でご準備いただく事となります。
先日、「捨ててもいいワイヤーでいいから持って来て。」
捨ててもいいワイヤーで何を吊らされるのだろう。
考えるだけでも怖ろしい。
捨ててもいいワイヤーは持っておりません。
良かれと思ってお貸しした手持ちワイヤーでも、
事が起これば責任問題になってしまいます。
特別な事情でお貸しする時は、
ワイヤーの状態をご確認の上ご使用いただきますが、
その責は負いかねます。
諸々事情ご理解を宜しくお願い申し上げます。